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Tuesday, July 03, 2012

「夏休み」というコンセプト

ここ数日NYは猛暑なので寝不足。仕事の能率も悪い…と書きながら、「夏休み」というコンセプトは偉大だと思った。休めるなら休むのが一番だよね、夏は。こんな中、無理して仕事しようとするから冷房が必要になる。だから原発が必要だっていう人もでてくる。来年からは夏は休もうかな、強制的に。いや、本当に。

実際、ヨーロッパ人とか夏は1か月くらい仕事しない人、多い。あれは徹底してる。メールの返事もぱたっと来なくなるもん笑。パリなんてみんなバカンスに出ちゃうからクーラー自体少ないし。仕事中毒の日本人からすると、どうやって社会が回ってるのか不思議だけど、本気で研究した方がいいと思う。

いずれにせよ、天候や気候に関係なく、いつでもどこでも同じ生活をしようとすること自体が人間の傲慢なんじゃないか。世界中のどこに行っても、昼夜関係なくパソコンに向かって仕事してる僕が言っても説得力ないんだけど笑。

正月のような年中行事の重大性が薄らいできたのも、「人間は自然のサイクルの中で生きている」という感覚が薄らいで、「いつでもどこでも同じ生活をするのが現代的生き方」という発想が根付いたからだと思う。僕もそれにどっぷり浸かっている。でもちょっと見直した方がいいよね、そういうの。

本来、日本人は四季の移り変わりに敏感であったし、だからこそ四季折々の快適な過ごし方とか、俳句などの洗練された芸術も生まれたわけだけど、そういう「自然」に対するセンサーそのものが鈍くなってきたというか、興味すらなくなりつつあるのではないか。原発問題は、そういうことも問いかけているように思う。

(ツイッター上でつぶやいたものを再構成しました)。

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